ELV適正処理 (処理の流れ)
STEP01
使用済み車両入庫チェック
inspection car
再利用可能な部品類を検査
inspection parts
使用済み車両が入庫したら、まずその車のデータをもとに、車を見ながらエンジンやミッション、ドア、ボンネット、タイヤ、ホイールなど再利用可能な部品類をチェックします。
STEP02
洗浄~梱包~保管
cleansing – package – storage
手作業で手際よく品質を確認し洗浄
quality control & cleaning
この後、中古パーツやリビルドパーツのコアとして使われるものは、手作業で手際よく取り外され、取り外された中古パーツは、品質を確し、洗浄・梱包処理の後、コンピュータに入力され、部品倉庫で管理・保管されます。
STEP03
部品管理・保管倉庫
parts control / storage
コンピュータ制御によるフルオートメーションシステム
fullautomation by computer control system
この部品倉庫は、注文に応じて即座にパーツを取り出すことができるように、コンピュータ制御によるフルオートメーションシステムを導入しています。おおよそ3万点の部品管理・保管が可能です。
STEP04
フロンガスの回収
CFC collection
約5分程度で1台分を回収
freon gas can collect in 5 minutes
それぞれの部品が取り外されたら、解体前の事前選別作業に入ります。はじめに、フロンガスの回収を行います。フロンガスは、専用の回収装置で行い、約5分程度で1台分の回収が終わります。
STEP05
エアバッグ展開回収
air-bag dispose
展開させてから回収
after explosion
次に、エアバッグの回収作業を行います。機械式のものは分解して取り外し、電気式のものは、直接配線をつなぎ、展開させてから回収します。
STEP06
液抜き工程(ラジエーター回収)
radiator fluid collection
工場の床は土壌の汚染防止の特殊構造
液抜き工程です。使用済みの車両には、平均でおおよそ22リッターの廃油や廃液が含まれています。エンジンやミッションだけではなく、パワーステアリングやブレーキなど各部の廃油や廃液を抜き取らなければなりません。もちろん、ガソリンタンクに残ったガソリンも抜き取ります。また、この工程でラジエーター等も回収され、更にアルミラジエター、銅ラジエターと分別されていきます。この液抜きを行う工場の床は、土壌の汚染を防ぐため、オイルなどが染みこまない特殊な構造になっています。ここで回収された廃油や廃液は種類別にタンクに貯蔵され、社内で再利用、もしくは、回収業者に引き渡されます。
STEP07
ニブラでの高精度な解体処理
high accuracy dismantlement by nibbler
経産・環境大臣より認定、精度の高い解体
dismantlement with high accuracy
液抜き後、「ニブラ」と呼ばれる解体機で、リサイクル素材としてエンジンやミッション、デフ、サスペンションなどを取り外します。次に、解体自動車全部利用のため、ワイヤーハーネスなどの取り外し作業が行われます。解体された自動車は、銅などの不純物混入による鉄鋼の品質低下を防ぐ為、銅の成分が多く含まれるワイヤーハーネス類は予め取り除きます。より精度の高い解体技術が必要とされます。当社は、シュレッダーダストを発生させない全部利用処理の事業所として、各自動車メーカーから委託され、経産・環境大臣より認定を受け、精度の高い解体を実施して、電炉メーカーへ出荷しています。
STEP08
プレス処理
press processing
プレス機によってサイコロ状に
make like dice by the press machine
ワイヤーハーネス類が回収された車両は、このプレス機によってプレスされます。サイコロ状に固められた解体済み車両は、直接トラックに積み込まれ、電炉メーカー等に引き渡されます。
STEP09
積載~運搬~最終処理
transport – final treatment
積載重量をリアルタイムに確認
loading weight is confirmed in real time
この積載場所の床にはトラックスケールが設置され、積載重量がリアルタイムで確認できるため、過積載を確実に防止する事ができます。また、構造上、全部利用には適さない一部の解体車両は、破砕業者に引き渡され、シュレッダーで再利用可能な有用金属とシュレッダーダストに分別されます。金属は電気炉で溶かされ建築鋼材などとして再利用され、ダストは、溶融炉の燃料などとして利用されています。
STEP10
貿易業務
trading
貿易国バイヤー常駐スペース
space for residing of buyer
当工場内には中古部品や中古車両などの輸出業務を迅速に行えるよう貿易国のバイヤーが常駐しています。これによって、倉庫や運搬にかかる経費の大幅な削減が可能になります。
STEP11
鈑金・修理
repair
鈑金課
repair division
フレーム修正機や塗装ブースなどの最新設備が整った鈑金工場で修復可能なダメージカーのリファイン(再生)を行っています。価値ある車両を価値ある価格で買取り出来る当社の強みの一つです。また、修復可能な車両を蘇らせることは、シュレッダーダストの低減という観点からも環境負荷の低減につながり、地球にやさしい取り組みとなるのです。
STEP12
用品販売
sales spare parts
エコアールDS館
eco-R auto shop
不要な人から必要な人へ。もったいないから始まったエンドユーザー向けエコアールDS館やYahoo!オークションにも一部商品を掲載しております!!
STEP13
環境対策
environment responsible
環境に配慮した雨水・排水処理施設完備
environment responsible
さらに、敷地内に降った雨水やこぼれたオイルなど、万が一の流出を防ぐため、雨水・排水処理施設も完備しています。地球環境に配慮した先進の施設で水質を検査・確認し、水質汚濁防止法に適合した水質にして放流しています。
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