考えてみる
みなさんいかがお過ごしでしょうか?ご無沙汰してしまいましたが、 長い自粛要請生活が解除され、ほっとしていたのも束の間、またまたコロナ騒ぎが再燃して参りました。一体いつになったら元の生活に戻れるのだろうかと誰もが同様の思いを抱えていると思います。しかし、みなさんもすでにお気付きの通り、コロナウイルスとの付き合いは長くなりそうです。引続き対策を講じ、自分自身や大切な人たちの安全と命を守って参りましょう。
出張も外出も激減した今年、色々なことを考える機会が増えたと思います。ワタクシも色々なことを考えています。ただ考えているだけでは何も変わらないのですが、考えた事を少しずつ具現化して行く事で、自分たちが置かれている「風景」も変わってくるかもしれません。
例えばですが、自社/自分の強みは何かを考えてみる事にします。 自社/自分がなぜここまで事業/生活を続けて来られたのか、ただ単に運が良かったのか、時代が良かったのか、業種業態が良かったのか、それだけでは経営/生活は続かないはずです。 自社/自分がこれまで成し得た要因を考えて整理して、自社/自分のコア技術/得意なもの/長所やサービスは何かを知ること。そして社員のみなさんと/大切な人と共有して、次に繋げて行く取組みに落としていくことが大切だと思います。
コロナ感染症の拡大を受け、時代が大転換期に突入している現在、その自社/自分の強みをさらに強化し取り組んで行く事が重要であると考えます。 売上げがこれ以上望めない、仕入れも下げる事が困難だ。利益なんて到底出ない‥ ではどうしたら良いのか。 それはコストを下げる仕組みを考えるしかありません。
エコアールの例を出しますと、現在、例えば1台の車を解体処理するために、1万円のコストが掛かっているとします。これを半分にするために何をどうしたら良いのかを真剣に考え具現化していくことです。 大量生産、大量消費、大量廃棄。アフターコロナではこのような米国型経済モデルは完全に終焉を迎え、下り坂経済の中においても、きちんとした利益を確保して行けるビジネスモデルが求められます。
今まで何とかなったから、これからも何とかなるでしょ!みたいなノリの惰性で、ものごとを進めて行っては企業の未来は暗いと思います。 仕組みを考え実現化して行くことが重要です。コストを下げて売上げを維持、出来ればUPさせる方法を考える事です。
例えばコストを下げてサービスを向上させることなど本当に出来るのでしょうか? はい、出来るはずです。 技術は日々進化しています。退化して行く事はありえません。デジタルの世界はさらに加速度的に進化して行く事でしょう。であるのであれば、自社/自分はどうでしょうか?
我々の業界は中古パーツや中古タイヤ、中古車両や中古トラック等を国内外の需要家のみなさまに販売して商売をしております。 今や、中古品を買うことは当たり前の時代になりました。では、中古品を購入する人たちはおカネがない人たちが購入するのでしょうか?そうではありませんね。賢い選択をする人たちが中古品を購入する時代となりました。
ここで事例を紹介しましょう。
新品より価値がある中古タイヤとは? 例 新品10分山 10,000円/本 中古8分山 3,000円/本
本来なら20%減っている訳だから、2割引きの8,000円で販売しても良いはずですね。しかし、価格は半値以下です。ここの差が「価値」であり、「賢い人」たちの心をくすぐるのではないでしょうか? もはやおカネがない人が買うという認識は古いのです。賢い人たちが買う中古部品、用品をどのようにさらに世間に広めて行くのか、需要喚起していくのか、訴追して行くのか、我々の手腕が問われるところです。
ダメージ加工の新品のジーンズが今は主流となりました。新品なのに古く見えるように加工して売ります。ここに現在の潮流があるのではないでしょうか? こうなった時代背景、ジーンズメーカーがつくった仕掛けとストーリーを考えてみるのもおもしろいですね。
お客様の喜び➡新たなつながり➡拡がり➡好循環。 好循環の仕組みの初歩、それは何といっても口コミです。 喜びとは感動(想定以上のサービス提供等)の提供です。
コロナ感染症は本当に厄介です。 なにせ移動するな、人に会うなですから・・・ いずれにしましても、アフターコロナを見据えながら、色々な視点や視座でモノゴトを考え、少しずつで良いから出来る事を実践して行きましょう。 新生活様式を取り入れて感染症対策をし、特効薬が出来る日を楽しみに待って、共々取組んで参りましょう!