「三方一両損」

みなさんいかがお過ごしでしょうか? 久しぶりに小学生の子どもにウィンク(^_-)-☆をしてみました。キモイから二度としないでとキレられました(涙)

さて、時代劇でも有名な町奉行『大岡越前』の登場する有名な落語で、「三方一両損」があります。

今回は同氏の名裁きをご紹介したいと思います。

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ある男が三両を落とし、別の男が拾ってその三両を届けました。 しかしそのお金を落とした男は「失くした時点でそれはもう俺の金じゃない。その金は拾ったお前のものだ、だから全額お前にやる」と言い、そのお金を受け取ろうとしません。

拾った男も義理人情に堅い男だったため「金をもらうために来たんじゃない。全額お前に渡す」と返し、二人は口論となってしまいます。 これを受けた越前は次のような裁きを行いました。

両者の三両を一旦預かった後、自分の懐から一両を取り出して合計四両とし、二人に二両ずつ分け与えたのです。

「拾った男は三両もらえるはずだったが二両しかもらえず、落とした男も本来の手持ちより一両少ない金が残り、私も一両を失った。これで三方一両損である」。 金を全額受け取って得をすることを良しとしなかった二人にとって、この裁きは実に納得いくものだったそうです。

そしてこの後にオチがあります。

その後越前の計らいで両者は膳を振る舞われたそうです。

越前はこう言いました。「たくさんは食うなよ」。 そして二人はこう答えました。 「多かぁ(大岡)食わねぇ。たった一膳(越前)」笑

江戸の粋なギャグですね!さぁ、今週もハリキッテ行きましょう~\(^o^)/

 

「三方一両損」”への 2 件のコメント

  1. 落語はまさに業の肯定ですね。じつに人はくだらしないもの愚かなものを笑いにするところはさすがです。おなじ伝統芸能の歌舞伎にはなかなかできないことですね。足利も落語が聞けるライブハウスが出来る気軽に聞ける場所あればいいですね。そんな町づくりを模索しています。今度、はち鉄で呑みましょう。

    1. 関口さん、コメントいただきありがとうございました\(^o^)/
      ってか、久しぶりですね~(笑)
      ぜひ今度一献願いたいものです。色々教えて下さいねー!

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